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【第28回】 そう、世界って意外と狭いのかも!?

そう、次の日ももちろん、朝走りに出かけたのでした。約20分ほど走っただろうか。もうすでに民家も見えないところで、森の間を抜けていく道路を走っていた。すると、森と道路の間の草地に何か黒い生き物が!!?犬かな?えつ、違う「クマだ!!!」
そう、私は初めて野生のクマに会ったのでした。距離は、50mは離れていたと思います。でも、危ないと思いました。心臓がドキドキして、どうやって逃げればいいかを瞬時に考え、後ろ姿を見せると追いかけてくるということを思い出し、クマの方を見ながら、ゆっくり後ろ歩きをして、100m位離れたところから、後ろを向いていっきにダッシュしました。100歩位ダッシュして、クマの方を見ました。クマは、もう小さく見えました。
クマは、私を追いかけて来ていない!よかった、助かった!助かった!
走る速度を少しゆるめて、呼吸を整えました。でも、まだまだ私の心臓はドキドキしていました。と同時に助かったといううれしさがこみ上げてきました。あとはジョギングする程度速さでゆっくり走りながらアパートまでたどり着いたのでした。
あとで知ったのですが、私が出会ったクマは、ブラックベアーで、そんなには危険ではないということでした。すごく危険なクマは、グリズリーでもっとでかくて凶暴だということを聞きました。
私は、アパートでシャワーを浴び、ゆっくりしたあと、また、町の探検(散歩)にでかけたのでした。スーパーやレストランやバーを見つけて場所を覚えました。スーパーでは、少し自炊するための食料を買いアパートに帰り、サンドイッチを作って昼飯を食べて、またゆっくりしました。
そして、夕方になり、バーに行くことにしました。ニュージーランドでは、バーには大変お世話になりました。ビールを飲んで酔っ払うと恥ずかしさも忘れて必死で伝えようとしてジェスチャーも使って英語で会話をしていたことを思い出しました。
その日の夕方は、夕焼けになりカナダの山々が本当にきれいに見えました。こんなところにいる幸せを感じながら景色をしばらく眺めていました。
そして、少し暗くなり一人でバーに入って一杯ビールを頼んで、飲んでしたその時でした。「Nori ! Nori !」と誰かが私のこと呼んでいるでは、と思いふと振り返ると、そこには、そうニュージーランドで一緒にバーで飲んでいた友達のラルフが、目の前にいるではありませんか!!
超!超!びっくりしました!「Fuck me dead !」(ちなみに超驚いたときに使うスラングです)思わず口にしていました。
その後、もちろん酔っ払って、ジェスチャーも使って、ニュージーランドをでてから、いままでの話をお互いにして、もちろん今日あったクマの話もして、盛り上がってというか超うれしくて12時位まで飲んでいました。ちなみにラルフは、カナダを旅行中で次の日には、ジャスパーをでるということでした。「See you ! Have a good trip, mate!」というようなことを言って別れたのでした。「世界って意外と狭いのかも」と思ったのでした。それにしても、超おどろきな事が2つも起こり、家についたらすぐに寝たと記憶しています。
それでは、次は、ボスに会うの話をしたいと思います。それでは、みなさん「See you next time !」


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