【第27回】 目的の地のジャスパーへ
日本を出て6日。
ジャスパーへ向かうバスに乗っている。このバスは、ジャスパーを目指しながらも観光スポットにもよってくれるバス。
まずは、レイク・ルイーズへ。ここは、氷河が溶けた水でできている湖。
夏は、氷河から解け出る岩粉により、エメラルドグリーンとなる湖。今回は湖が凍っていた。それでも雪をまとった山をバックにとても美しい景色だったことを覚えている。
そのあとは、ジャスパーにつく途中にあるコロンビア大氷原を観光。
バスを降り、「アイスフィールド・センター」があるので、ここでチケットを買って申し込んだ。所要時間は1時間半、料金は大人1人$21.5でした。雪上車スノーコーチへ乗る。独特の音を立てながら、雪原を走る雪上車は本当に無敵に感じる。氷河を目指したこのツアー。合計で1時間半ほどのツアーでした。
4方が山に囲まれて、一面に広がる氷河。とにかく、圧巻であった。
なんだかんだと、ようやくジャスパーへ到着。
1日がかりのバス旅行であった。
バスを降りると、早速バックパッカーを探す。
当時1泊を1000円くらいで泊まれるバックパッカーはとても重宝していた。
6日間かけて、ようやく到着した地ジャスパー。
ずっとわくわくと胸躍る幸せな旅だった。
次の日朝、早速マンリバーアドベンチャーの受付がある事務所に行った。自己紹介をすると先方もこちらのことを聞いてくれていて、ほっとしたのを覚えている。
海外では、実際に、行ってみたら知らない、聞かされていないという話をいろいろな人から聞いたことがある。誰も知らない場所に手紙のやり取りだけで来たのである。こちらのことを知っていてくれたことがうれしかった。会社が用意していてくれた、アパートに泊まることになる。
仕事開始まで1週間あるとのこと。とにかく、仕事が始まるまで体を鍛えようと思い、次の日の朝から走ることにした。
次の日朝早く起き、街からしばらく走ると、すぐに豊かな森が広がる。走っていてもとても気持ちのよい場所である。まさに心も体も充実していた。
走り出して、2日目とんでもない体験をする。この続きはまた次回。