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【第17回】タクシーで国境越え、魅惑のサムイ島へ

 シンガポールから逃げ出すように、次の目的地、タイを目指した。
なぜタイかというと、僕が旅を始めて知り合った友達が口々に言っていた言葉が発端。
「とにかく、タイのサムイ島は面白い。行けば分かる。絶対にディスコフラミンゴは行くべき!」

この言葉に誘惑され、どんな場所だろうと期待と不安を抱き、タイのサムイ島をめざした。

まずは、電車で国境を越え、途中マレーシアクアラルンプールに立ち寄り、観光。この町で印象に残っているのは、屋台で商売をしている「おかゆ屋」でした。当時、日本円にして15円で1杯のおかゆが買えました。本当においしかったです。電車での国境越えははじめてで、なんか不思議な気分。でもこの後は、電車を越える国境越えが待っていました。

当時、僕が旅の友としていたのが「ロンリープラネット」というガイドブック。日本の「地球の歩き方」とよく似たガイドブックで外人さんは、ほとんどの人が持っていました。そこにあるページに、マレーシアからタイまでは、タクシーで安くいけるとの情報があり、早速タクシーを捕まえて、交渉。

なんと日本円で2000円ほどで、国境近くの街(ハート ヤイ)までつれてってくれるとの事。
さっそく乗り込み、いざタイへ。タクシーで行く国境越え。

これは、日本人では考えられない行為。電車での国境越えさえもめずらしいのに。
しかし、そんな悠長なことを言ってられない状況にすぐさまおちいることになった。

このタクシー、交通ルールもヘッタクレもまるで無し。
車線を関係なく、追い越して行くし、見通しの悪いカーブでもお構いなし。
カーチェイスか映画のワンシーンのよう!!まるで実写版映画「TAXI」のよう。
なにをそんなに急いでいるんだろうと思うくらい。

それでも、旅路は進みマレーシアからタイへと進んでいく。タクシーの窓から景色を眺めていると気づいたことが1つ。タイに入ると景色が変わり、古く崩れかかった建物が多くなり、道の様子もぼこぼこになり、悪くなっていく。
マレーシアに比べタイのほうが貧しいんだなーと実感。

そんなこんなで、やっとタイに到着。とても心に残る、国境越えとして今でも鮮明に覚えている。
その日は、ハート ヤイで泊まりました。

次の日、そこから、目的の地サムイ島へ移動。
みんなが口々に行ったほうが良いと薦めてくれた場所。そして、大絶賛だったディスコフラミンゴ。いったいどんな場所なのかと期待を膨らませ、サムイ島上陸。

サムイ島の話は、また次回。


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