【第9回】春が訪れようとしていたある日
春が訪れようとしていたある日のことでした。相変わらず僕は、毎日ラフティング、ラフティングの充実した毎日を送っていました。
そして春が訪れようとしていた10月(ニュージーランドでは日本と季節が逆です)のある日のこと。
怖そうな男2人が僕に会いにやってきたのです!しかも、僕のパスポートを持って!!
彼らは僕に「お前には今日から2週間の観光ビザがおりた。だから今日から働いてはいけいない。2週間以内にニュージーランドから出ていけ!」とのことでした。
何が起きたのか全く分かりませんでした。。。
俺はなんにも悪いことしてないよ~!なんだよこの仕打ちは!!
強制送還かよ!?、と思いました。
で、落ち着いて思い出してみると。。。
レストランを辞めてからしばらくして、僕はラフティングをしたかったのでボス(ロバート)に頼んでラフティングで就労できるビザの申請をしていました。
レストランの時(ノリのラフティング冒険記第1回を参照のこと)は1ヶ月ぐらいで来たのに、なかなかパスポートが帰ってこないので何回かボスに聞いてもらっていたのです。その度、ボスは大丈夫だから、もうすぐビザが来るから。と僕に言っていたけど。。。
でも結局、就労ビザはおりなかった。
ショックだったけど、ボーっとしている暇はありません。どーしてもラフティングを続けたかったので、オーストラリアのラフティング会社に連絡をとって雇ってくれるようお願いしました。すると「観光ビザをとって来い」と言われたのだけれど、観光ビザをとっている暇すらもなかったので、取り敢えず東南アジアに行くことにしました。
そんな訳で、次回からは東南アジアでの話です。